フルートの音が突然出なくなる原因と練習で気をつけること
フルートの練習をしていると、突然音が鳴らなくなる時がありますよね。
特に、フルートを始めたばかりの初心者の方や独学の方によくある症状です。
突然音が鳴らなくなると、原因もよく分からないから色々と吹き方を変えてしまって、そこから調子がどんどん崩れていきます。
音が出なくなる時にも必ず何か原因があるので、そこを探していくようにしましょうね。
●フルートで音が出なくなる原因
フルートを練習していて音が突然出なくなる原因は、
・音が出るポイントに息が当たっていない
これがとても多いです。
フルートを吹く時は、息を吹き込むところにあるエッジの部分に息が当たっていることが大切です。
でも、初心者の方の場合は、持ち方が不安定なこともあって、フルートを吹いている時にフルートが外に向いたり内側に向いたり、横にずれてしまったりと、フルートの角度やフルートを口に当てている位置が安定しません。
そうすると、息がエッジに当たらなくなってしまい、音が出なくなることがよくあります。
この場合、まず鏡を見ながらフルートを吹いてみて、口の穴とフルートの吹き口の穴の位置が直線上にあるかどうかを確認していきます。
口の穴とフルートの吹き口の穴の位置がずれていると、息はエッジの部分に当たらなくなってしまうので、まずは鏡を見ながら口の穴とフルートの吹き口の穴の位置を確認するようにしていきます。
その位置が合っているのに音が出ない場合は、フルートをゆっくり外側に向けたり内側に向けたりして、フルートの角度を変えていきます。
そうすると、どこかで音が出るポイントがあるので、そこを意識しながらロングトーンの練習をします。
ロングトーンの練習のやり方については他の記事に書いておいたので、そちらで確認してみてくださいね。
この時のロングトーンの練習は、フルートの角度を変えないことだけを注意して練習をしていくようにしましょう。
そうすることで、徐々に体が音が出るフルートの角度を覚えていきますからね。
●音が出なくなる原因を知ることが大切
初心者の方や独学でフルートを練習している方が大切なことは、
うまくいかない原因を知ること
だと思っています。
練習方法などは教則本を見れば載っていますが、実際にうまくいかなくなった時に、何が原因でうまくいかないのかが分かっているか分かっていないかは、とても大きな違いなんですね。
音がまったく出なくなる場合は、楽器の調整状態がしっかりしていれば、エッジの部分から息が外れてしまっていることがとても多いです。
練習をしていて突然音が出なくなってしまった場合は、まずはフルートの当たっている位置を鏡で確認して、それでも出ない場合は角度を動かしてみる。
そういう流れで練習をしてみると、徐々に突然フルートの音が出なくなるということは少なくなってくるので、気をつけて練習をしてみてくださいね。