フルートの吹き方や練習方法、上達のコツ

フルートの吹き方や練習方法など、フルートを練習していくと壁にぶつかることがあります。壁にぶつかった時に何かしらの参考になれば幸いです。

フルートの音程が下がってしまう理由

フルートを練習していくと、音の終わりの部分で音程が下がってしまうことがあります。

 

このブログを読んでくれている方の中には、吹奏楽をやっている方もいると思いますが、吹奏楽だと「音がぶらさがる」という言い方で注意されることもありますよね。

 

音の終わりで音程が下がる、というのは、フルートを吹いていると悩む方はかなり悩まれます。

 

実際にどうしたらいいのか分からず、悩みが深くなっていってしまう方も多い部分です。

 

これは、フルート初心者の方に限らず悩んでいる方が多いと思いますので、少し書いていってみようと思います。

 

●音程が下がる原因は3つ

 

まずは、音程が下がる、低くなる原因をちょっと考えてみましょう。

 

音程が低くなる原因は、大きく分けると、

 

・息が弱くなる(遅くなる)

・息の方向が下に向いていってしまう(吹き込んでいってしまう)

・フルートを内側に向けていってしまう

 

この3つが原因になっていることが多いです。

 

実際にレッスンをしている中で、音程が下がる、低くなる方でどれが一番大きな問題になっているかというと、

 

・フルートを内側に向けていってしまう

 

これです。

 

息が弱くなっても音程は下がりますが、フルートを内側に向けた時ほど大きな変化にはなりません。

 

・息の方向が下に向いていってしまう(吹き込んでいってしまう)

 

これは、「フルートを内側に向けていってしまう」と大体セットになって起こることが多いです。

 

つまり、

 

1、苦しくてフルートを内側に向けてしまう

2、息がフルートの中に入りすぎてしまう(吹き込んでしまう)

3、結果として音程が下がってしまう

 

このような流れでしょうか。

 

実際にレッスンの中で生徒さんを見ていても、苦しくなってくると最後にフルートを内側に向けてしまっている方は多いです。

 

その方は、やはり音の最後で音程が下がってしまっているんですね。

 

これは、吹奏楽部のレッスンに行って中高生を教えていても、同じ状況です。

 

なので、音の最後で音程が下がってしまう方は、苦しくなった時にフルートを内側に向けていないかを気をつけて練習してみてください。

 

その時のポイントが、「左手のひじ」です。

 

苦しくなった時の生徒さんを見ていると、少し左ひじが上に上がる方が多いんですね。

 

左ひじが上がれば、自然にフルートは内側に向いてしまいます。

 

そうすると、音程が下がってしまうんですね。

 

フルートを内側に向けないように気をつけよう!と思って練習してもうまくいかない方は、左ひじが上がっていないかを鏡で見て確認をしながら練習をしてみてください。

 

左ひじが動いているかどうかが確認出来れば、あとはそこを気をつけながら練習すれば今よりも音程は下がらなくなっていきますから。

 

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