フルートの練習で大切な「適量」
今日の浜松は、朝から豪雨。梅雨なのである程度雨は降ってほしいとは思いますが、何事も適量がいいですよね。
今日は、そんな「適量」のお話です。
フルートでも、「適量」つまり「適度な量」が良いことが色々あります。
●練習時間の適量を考えよう
まず大切な適量は「練習時間」です。
吹奏楽部で頑張っている学生さんに多いのが、練習のやりすぎ。
やはり、体力も精神力も限界というものがありますから、練習が多すぎるとどんどん疲れてしまって、練習の後半では練習の質が落ちてしまいます。
また、この時期からは暑くなって熱中症の問題も出てきますから、注意が必要になります。
練習時間の適量というのは人によっても違うので一概に「この練習時間」ということは出来ません。
特に吹奏楽部で頑張っている学生さんは、部活動の時間自体が長いので、自分で練習時間の調整は難しいと思います。
その場合は、練習の中で必ず休憩やストレッチなどで体を動かす時間を作るようにしましょう。
目安は、30分程度練習をしたら5分休憩とストレッチ。
そうすることで、ある程度質の高い練習を続けることが出来ます。
これはあくまで目安なので、自分の体力や集中力と相談しながら自分に合った練習のペースと練習の適量を探していきましょう。
●息の適量を探してみる
もう1つの「適量」は、「息の適量」です。
フルートは、音を出す時に息を使って音を出します。
その時に大切になってくるのが、「息の適量」です。
自分の出している息の量が、良い音が出る息の量に対して多いのか少ないのか、そこを考えながら練習をしていきましょう。
練習方法としては、ロングトーンをしながら少しずつ息の量を増やしていってり、少しずつ息の量を減らしていったりします。
そうすることで、自分の良い音がする「息の適量」を探していくことが出来ます。
練習量でも息の量でも、多すぎても少なすぎてもうまくいきません。
「自分の適量」ということに興味を持ちながら練習に取り組んでいくと、少しずつですが自分の適量が見えてきますよ。